新しい住まいを検討する際には、物件そのものだけでなく、周辺の学校やスーパーマーケットなどのエリア情報も重要です。
とくに、病院の存在は気になるポイントですよね。
本記事では、川崎市の医療を支える「川崎幸病院」の概要や川崎大動脈センターの取り組み、川崎幸病院の活動についてご紹介します。
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川崎市にある「川崎幸病院」の概要とは?
「社会医療法人財団石心会 川崎幸病院」は、川崎市の南部に位置する総合病院です。
川崎幸病院は「断らない医療・患者主体の医療・地域に根ざし、地域に貢献する医療」を理念に掲げ、地域に密着した医療サービスを提供しています。
川崎市に引っ越しを検討中の方は、新生活を安心して始められるよう、ぜひ川崎幸病院の概要と特徴をご覧ください。
川崎幸病院の概要
川崎幸病院は、1973年の開設以来、川崎市幸区を中心に川崎市南部および横浜市北部を診療エリアとしています。
1998年に一般外来を「川崎幸クリニック」として分離独立させ、クリニックと病院は電子カルテで情報共有をおこなっています。
2000年には日本医療機能評価機構から「一般病院種別B」の認定を受け、2001年には急性期特定病院加算を取得しました。
高度な医療体制を強化し、循環器科、脳神経外科、心臓血管外科を中心に、高度医療機器を揃えた専門センターを設置しています。
2003年には臨床研修病院に指定され、地域医療連携を推進し、地域中核病院としての役割を果たしている、安心できる病院です。
川崎幸病院の基本方針
川崎幸病院は、12の基本方針に基づいて医療サービスを提供しています。
主な基本方針は、以下のとおりです。
●いつでも、どんな状況でも救急患者を受け入れる
●入院が必要な患者を全て受け入れる
●迅速な診断、治療、そして早期退院を目指す
●医療事故や院内感染を未然に防ぐため、安全管理を徹底
●患者の意思と人権を尊重した医療サービスを提供する
川崎幸病院は、この基本方針を持って地域に根ざした医療サービスを提供し、地域住民の健康と生活の質の向上に努めています。
川崎幸病院の沿革
1973年に川崎幸病院が設立され、以来、医療サービスの向上と地域貢献に努めてきました。
1980年代には心療内科、全身用CT導入などを実施し、1990年代にはMRIや心臓血管外科の充実を図りました。
2000年代には脳血管センターや大動脈センターを開設し、急性期病院としての役割を強化しています。
2012年には川崎市幸区大宮町に新築移転し、中原分院と統合し病床数を265床に変更。
その後、川崎市より「川崎市重症患者救急対応病院」の指定を受け、病床数は326床に増加しています。
現在も高度な医療技術を提供し続けています。
川崎幸病院への交通アクセス
川崎幸病院は、JR東海道本線、JR京浜東北線沿いにあり、JR川崎駅と京急川崎駅が最寄り駅です。
駐車場もあるため、車でのアクセスも便利です。
県道140号線から向かう場合は、JR尻手駅を越えて南幸町二丁目を右折した先にあります。
●所在地:神奈川県川崎市幸区大宮町31番地27
●アクセス方法:JR川崎駅西口より徒歩10分
●駐車場:あり(68台収容可能、ハイルーフ車は28台)
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川崎市にある「川崎幸病院」の川崎大動脈センターとは?
大動脈瘤と診断されたら、専門の大動脈センターで正確な診断を受けることが重要です。
川崎幸病院の特徴である川崎大動脈センターは国内最多の手術症例数と治療実績を誇る、国内唯一の大動脈疾患治療が受けられる専門施設です。
正確な診断と適切な治療
大動脈瘤はCT検査で診断され、治療方針も決まります。
個々の患者の状態に合わせた最善の治療法を選択します。
また、丁寧な大動脈診療をおこない、コーディネーターが外来の受診案内をしてくれるため、安心です。
治療担当医が直接、病気の状態や最適な治療方法を説明します。
川崎幸病院の特徴である川崎大動脈センターの概要
24時間対応で緊急手術をおこない、高齢者やハイリスク患者にも対応しています。
手術治療やステント治療を行う専門チームは、豊富な経験を持つ医師、看護師、臨床工学士で構成されており、心強いです。
専用フロアには42床の病棟、16床のACU、3室の大動脈専用手術室を備え、すべての大動脈疾患に24時間で対応しています。
川崎大動脈センターでは、開胸・開腹手術とステントグラフト治療の両方に対応し、患者の状態に合わせた適切な治療をおこなっています。
川崎大動脈センターの国際交流活動
川崎大動脈センターは2003年の設立以来、積極的な国際交流をおこなっているのも特徴的です。
現在、フィリピン、タイ、台湾からの3名が手術技術を学んでいます。
短期見学も多く、昨年はタイ、フランス、台湾などから多くの医療従事者が訪れました。
また、台湾での現地活動や、オンライン会議「KAS: Kawasaki Aortic Surgery conference」を毎週開催し、国際的な症例検討と知識共有をおこなっています。
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川崎市にある「川崎幸病院」の特徴的な活動とは?
川崎幸病院では、チーム医療やKangarooBLS、心肺蘇生や応急手当の普及啓発活動などをおこなっています。
川崎幸病院のチーム医療
川崎幸病院のICT(感染対策チーム)は、入院患者や職員を感染から守るための活動をおこなっています。
たとえば、抗菌薬の適正使用、感染動向の監視、感染対策の整備や教育などです。
NST(栄養サポートチーム)は、栄養状態の悪い患者を早期に発見し、適切な栄養管理を提案しています。
具体的には、各科でNSTを結成し、週1回のカンファレンスで急性期から継続的な栄養管理をおこなっています。
これにより、病状の重症化予防や入院期間の短縮、合併症や感染率の減少を目指しているのです。
また、川崎幸病院は、救急患者や重症患者が多く、集中治療室(ICU、CCU、ACU、SCU、HCU)だけでなく、一般病棟でも人工呼吸管理をおこなっています。
RST(呼吸サポートチーム)では、毎週水曜日に、医師、看護師、臨床工学士などがチームで人工呼吸器を使用している患者のベッドサイドを訪問しています。
安全な使用状況の確認や治療・ケアの助言をおこなっているため、安心です。
KangarooBLS
川崎幸病院は、KangarooBLSの活動にも貢献しています。
KangarooBLSは、川崎市を中心に心肺蘇生法(BLS)と救急医療の普及を目的に活動している団体です。
2011年に看護師と救命士によって結成されました。
地域の住民や医療従事者向けに講習会を開催し、AEDの使用方法や応急処置の技術を教えています。
毎週月曜日にオンライン会議「KAS: Kawasaki Aortic Surgery conference」を開催し、国際的な症例検討と知識共有をおこなっています。
川崎幸病院の心肺蘇生や応急手当の普及啓発活動
川崎幸病院では、心肺蘇生や応急手当の普及啓発のために、以下の講習会をおこなっているのも特徴的です。
ICLSコース
医療従事者向けの蘇生トレーニングコースで、突然の心停止に対する初期対応とチーム蘇生の技術を習得します。
ミドレンジャー
有志スタッフによるチームで、川崎市のイベントで心肺蘇生法とAEDの実演をおこなっています。
川崎市でおこなわれる看護フェスタや区民祭では、子どもたちにもわかりやすくAEDの使い方を教えていますよ。
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まとめ
川崎市にある「川崎幸病院」は、さまざまな専門チームによる質の高い医療サービスを提供しています。
川崎大動脈センターでは、高度な治療をおこない、国際研修活動もおこなっています。
さらに、心肺蘇生や応急手当の普及啓発活動にも力を入れており、地域医療に貢献している病院です。
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