神奈川県川崎市は、人口が多く交通利便性に恵まれた街です。
活気に満ち溢れているので、大学進学を機に家族での移住や、一人暮らしをお考えになる方も多いことと思います。
今回は川崎市にある昭和音楽大学について、概要や学部、特徴を解説します。
川崎市に引っ越しをお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
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川崎市にある昭和音楽大学の概要
まずは、川崎市にある昭和音楽大学の概要について解説します。
概要1:建学の精神
概要としてまず知っておきたいのが、建学の精神です。
昭和音楽大学では「礼・節・技の人間教育」という理念を掲げています。
この理念の意味は、礼(礼儀)、節(節度)、技(技術・技能)を身につけ、高い品性とコミュニケーション能力をもった音楽家・音楽人を養成することです。
音楽の知識や技能だけでなく、音楽家として必要なコミュニケーション能力を培っているのが概要の一つとなります。
概要2:教育目的
川崎市にある昭和音楽大学には、短期大学部があり、それぞれ異なる教育目的が設定されています。
昭和音楽大学の教育目的は、教育基本法および学校教育法にしたがい、広く知識を授けることです。
音楽を中心とした、さまざまな領域に関する技能、理論および応用を深く教授研究し、もって広い視野と高い識見を持つ人材育成をおこなっています。
また、文化の向上と社会の福祉に寄与することを目的としているのが特徴です。
短期大学部においては、教育基本法および学校教育法にしたがい、音楽を中心とした専門の技能、理論を深く教授研究することを、教育目的として設定しています。
実践的能力を備えた教養豊かな人材の育成をもって、文化の向上と社会の福祉に寄与することも、教育目的における概要の一つです。
明確な教育目的が掲げられているので、音楽家として大きく成長できるでしょう。
概要3:沿革
川崎市にある昭和音楽大学は、2020年に創立80年を迎えた歴史ある大学です。
1930年に、日本の音楽業界でいち早く「総合的なオペラ教育」を理念に、創立しました。
そのあと1940年に東京声専音楽学校が開設されたものの、戦災により校舎が全焼という歴史を持っています。
しかし、復興に向けて動き出し、1947年に夜間部の授業が復活しました。
1969年には昭和音楽大学短期大学部が開学し、オーケストラの演奏会を開催したり、イタリアの国立ローマ・サンタ・チェチリア音楽院と交流したりしています。
もともと厚木市に設置されていましたが、2007年に新百合ヶ丘(神奈川県川崎市)に移転しました。
概要4:アクセス情報
昭和音楽大学は、最寄り駅から徒歩圏内の場所にあり、アクセス環境に恵まれています。
●所在地:神奈川県川崎市麻生区万福寺1-16-6(北校舎)・神奈川県川崎市麻生区上麻生1-11-1(南校舎)
●アクセス方法:小田急線「新百合ヶ丘」駅より、北校舎は徒歩約1分、南校舎は徒歩約2分
●来場者用の駐車場:なし
駐車場が完備されていないので、保護者が来校する際は、公共交通機関を利用したり近隣のコインパーキングを使ったりしてください。
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川崎市にある昭和音楽大学の学部と学科
続いて、川崎市にある昭和音楽大学の学部と学科について解説します。
学部1:音楽学部
音楽学部には、下記の学科があります。
●音楽芸術表現学科
●音楽芸術運営学科
音楽芸術表現学科では、ピアノ音楽コースや電子オルガンコース、指揮コースや打楽器演奏家コース、声楽コースなどがあります。
ピアノミュージッククリエイターコースでは、創作重視のカリキュラムで、自分の音楽を伝えるための技術を身に付けることが可能です。
音楽芸術運営学科には、ミュージカルコースやバレエコース、舞台スタッフコースなどがあります。
ミュージカル俳優として第一線で活躍したい方や、高度な舞台技術で、舞台を陰から支えるスタッフを目指す方に適しているでしょう。
学部2:短期大学部
川崎市にある昭和音楽大学の短期大学部には、ジャズコースやデジタルミュージックコース、合唱指導者コース、音楽教養コースなどがあります。
ポップ&ロックミュージックコースや、声と言葉の創造表現コースなど、多彩な学びができるのが魅力です。
学部3:音楽専攻科・研究生
音楽専攻科は、専門実技の研究をおこなう学科です。
30単位以上の修得が修了条件で、声楽60分、器楽90分の個人レッスンにて集中的に実力を磨きます。
中学校教諭一種免許状・高等学校教諭一種免許状の教職課程を修了している場合、中学校教諭専修免許状・高等学校教諭専修免許状(音楽)を取得することが可能です。
研究生においては、1年間集中して専攻主科の実技の研鑽に取り組みます。
個人レッスンは60分となっており、恵まれた環境を活用しながら、自分の目的に合った研究ができるのが特徴です。
学科4:大学院
大学院の修士課程では、作曲や声楽研究、音楽療法などについて学びを深めます。
博士後期課程においては、音楽芸術表現領域と音楽芸術運営領域で、高度な知識を身につけていきます。
芸術文化の未来を創るための、研究や論文の執筆なども実施している学部です。
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川崎市にある昭和音楽大学の特徴
最後に、川崎市にある昭和音楽大学の特徴について解説します。
特徴1:施設
昭和音楽大学の特徴としてまず挙げられるのが、多彩な施設です。
校内には、下記のような施設があります。
●テアトロ・ジーリオ・ショウワ
●ユリホール
●校舎(北校舎・南校舎)
●ラーニングコモンズ
●学生寮
テアトロ・ジーリオ・ショウワとは、ヨーロッパの伝統と最新鋭の舞台機構とが調和した、本格的な総合劇場です。
国内では珍しい、馬蹄形客席の本格的な劇場となっています。
日本でもトップクラスの水準を誇る設備と機能を持つこの劇場では、オペラやバレエ、ミュージカルをはじめとした、多様なパフォーミング・アーツの上演が可能です。
ユリホールは、359名を収容するシューボックス型ホールです。
ホワイエのステンドグラスからはやわらかな光が降り注ぎ、素直で優しい音響空間をつくっています。
学内外のコンクール、各種公開レッスンなどの開催場所でもあります。
セミナールームやグループエリアなどがある、学修スペースです。
Wi-Fiやノートパソコン、五線譜のホワイトボードなどが完備され、学修に適した環境となっています。
学生たちの授業満足度が高い理由は、多彩な施設があるためといっても過言ではないでしょう。
特徴2:支援
川崎市にある昭和音楽大学の特徴として、学生に対する手厚い支援も挙げられます。
そのなかの一つである特待生制度は、学業成績・人物ともに優秀な方に対して学費を免除するものです。
特待生選抜に合格すると、入試の成績に応じて(1)30万円、(2)60万円、(3)90万円、(4)120万円、(5)150万円 のいずれかより学費の納入免除(給付)が適用されます。
特徴3:キャリアと就職
昭和音楽大学では、音楽で培った力を社会で生かせるよう、夢や目標をサポートしています。
キャリアコンサルタント・相談員による個別相談や、説明会の開催などをおこなっており、卒業後も安心です。
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まとめ
川崎市にある昭和音楽大学は、音楽の知識や技能とともに、高い品性とコミュニケーション能力をもった音楽家・音楽人を養成する学校です。
音楽学部や短期大学部、大学院などが設置され、音楽分野の現場で活躍できる人材を育てています。
昭和音楽大学の特徴は、多彩な施設があることや学生に対する手厚い支援などです。
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