子育て世帯の方がお住まいを検討する際、子どもの進学先の参考に、そのエリアにどのような大学があるのかを調べておきたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、学びたい分野の大学を調べている方は、大学の概要や雰囲気を知ることで、お住まいを選ぶ参考になりますよね。
そこで今回は、神奈川県川崎市にある「聖マリアンナ医科大学」の概要や教育、学校生活についてご紹介します。
川崎市にお住まいをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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川崎市にある「聖マリアンナ医科大学」の概要
聖マリアンナ医科大学は、敬虔なカトリック信者が、キリスト教の精神に基づく医学生の教育と、人類の福祉に貢献できる医師の育成を目指して創立した医科大学です。
開学以来、約4,600名の医師を育て、社会に送り出してきた実績があります。
まずは、聖マリアンナ医科大学の概要として、建学の精神や沿革、アクセスについて解説します。
建学の精神
聖マリアンナ医科大学は、キリスト教的人類愛に根ざし、人間尊重の立場に立った医学教育を実践することを建学の精神として掲げています。
聖マリアンナ医科大学の教育目標は、生命の尊厳を守り、医師としての使命感を自覚して人類の福祉に貢献できる医師を育成することです。
最新の科学技術を駆使した医療だけでなく、人類の健康と幸福に奉仕する「医のこころ」を備えた医師を輩出することを使命とし、日々医学部の学生たちと向き合っています。
沿革
聖マリアンナ医科大学は、昭和46年に開学した東洋医科大学が前身です。
昭和48年に聖マリアンナ医科大学に名称を変更し、昭和49年に大学病院を開院しました。
昭和52年に大学院を開学、昭和54年には看護専門学校を開校するなど、学校法人として医療人を育成し続けています。
また、昭和62年に横浜市西部病院、平成18年には川崎市立多摩病院を開院し、大学の附属病院と地域中核病院の2つの役割を担っているのが大きな特徴です。
その後、腫瘍センターや感染症センター、リハビリテーションセンター、緩和ケアセンターなど、症状に特化した施設を開設し、高度医療の提供をしつつ総合医の育成に尽力しています。
アクセス方法
聖マリアンナ医科大学の最寄り駅は、小田急電鉄の「向ヶ丘遊園駅」です。
新宿駅から向ヶ丘遊園駅までの乗車時間は約25分、乗り換えなしでアクセスできます。
向ヶ丘遊園駅から最寄りのバス停までの乗車時間は約20分、バス停は聖マリアンナ医科大学の目の前にあります。
そのほか、東急田園都市線「溝の口駅」や、JR南武線「武蔵溝ノ口駅」からもバスが出ているため、各方面からアクセス可能です。
●所在地:神奈川県川崎市宮前区菅生2-16-1
●アクセス方法:向ヶ丘遊園駅よりバス乗車、「聖マリアンナ医科大学」バス停よりすぐ
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川崎市にある「聖マリアンナ医科大学」の教育
次に、聖マリアンナ医科大学のカリキュラムについて解説します。
聖マリアンナ医科大学では、6年間の教育で最終的に到達する学習成果(アウトカム)を示し、その目標に近づくための段階的な学習ができるアウトカム基盤型教育をおこなっています。
アウトカム基盤型教育で重視するのは、教員がなにを教えたのかではなく、学生自身がなにを学んで習得したかということです。
さらに、世界医学教育連盟(WFME)の提示するグローバルスタンダードに準拠した新カリキュラムを策定し、アウトカムを基盤にした独自の教育をおこなっているのが特徴です。
では、具体的なカリキュラムについて見ていきましょう。
専門教育
聖マリアンナ医科大学では、1年次から専門教育が始まります。
各臓器の構造と機能、主な疾患の病因・症候・治療などについて集中講義がおこなわれ、医師になる自覚を育みます。
総合教育
総合教育では、語学、人文、社会科学、医療系科目まで幅広い分野を学びます。
なかでも語学は選択必修科目になっており、独語、仏語、中国語のうちの1科目を履修し、言語だけでなく文化的背景にも触れます。
また、海外留学・研修を目指す学生は、実践的医学英語を学ぶための外国人講師による授業も受けることが可能です。
臨床実習
4学年になると、医療を体感する臨床実習のスタートです。
4学年の1月~5学年の10月におこなう大学病院の基幹診療科の実習では、内科的な疾患の病態生理や診断法、外科的な診療を修得します。
5学年の1月~6学年の7月までは、大学病院の救命救急センターや大学病院の各診療科、横浜市西部病院、川崎市立多摩病院をローテーションして実習をおこないます。
総合医学教育
6学年になると、6年間の総仕上げとして、知識・技能を総チェックする総合医学教育が始まります。
6学年の後期からは、医師国家試験を突破するための集中講義を受け、知識の向上と定着を図ります。
この総合医学教育によって、学生それぞれが自信をもって医師国家試験に臨むことができるのです。
国際交流
聖マリアンナ医科大学では、東南アジアの発展途上国で活動する医師の養成も目標としています。
そのため、国際交流事業として、海外の大学や施設、留学生との交流を積極的におこなっています。
応募要件を満たした学生は、海外の大学での臨床実習に参加することも可能です。
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川崎市にある「聖マリアンナ医科大学」の学校生活
最後に、聖マリアンナ医科大学の学生はどのような学校生活を送っているのかについて解説します。
施設
聖マリアンナ医科大学には、下記のような施設があります。
教育施設
医学教育に必要な施設が整っていることはもちろん、講義教室、図書館、学習室なども充実しています。
授業はICカードを利用した「レノンシステム」が導入され、リアルタイムに質疑応答をすることが可能です。
キリスト教文化センター
聖マリアンナ医科大学は、キリスト教の精神に基づく大学であることから、教育施設だけでなく、特色ある施設があります。
キリスト教的な人間観の理解を深めるキリスト教文化センターは、学生だけでなく地域の方の交流の場にもなっています。
聖堂
平成8年に開設された聖堂では、地域の方に向けたミサがおこなわれます。
クリスマスの集いやさまざまな集会など、キリスト教の精神に触れられるコミュニティ空間です。
年間スケジュール
聖マリアンナ医科大学では、1学年~6学年までの年間スケジュールがしっかり組まれています。
定期試験や実習スケジュールなど、わかりやすく提示されているため、目標に向かって学生自身が計画して励むことができます。
クラブ・サークル
聖マリアンナ医科大学は、体育会、文化会、同好会など、クラブやサークル活動が活発におこなわれています。
体育会では、野球・サッカー・テニスといったクラブから、アイスホッケー部やヨット部、スノーボード部などさまざまなクラブが活動しています。
文化会では、軽音部やコーラス部が人気です。
同好会では、東洋医学研究会や解剖学研究会といった医科大学ならではのものもあります。
複数のクラブやサークルを掛け持ちしている学生もいるため、興味のあるものにどんどんチャレンジできますよ。
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まとめ
川崎市にある「聖マリアンナ医科大学」は、キリスト教の精神に基づいて、最新の科学技術と奉仕の精神を兼ね備えた意思を育成する医科大学です。
アウトカム基盤型教育に基づいた6年間のカリキュラムを設定し、それに沿って学習を進め、学生自身がなにを習得したかを重視した教育方法を実践しています。
キリスト教精神を学ぶ大学ならではの教育施設があり、またクラブやサークル活動も活発におこなわれているため、充実した学生生活を送れるすてきな大学です。
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